2010年9月1日水曜日

介護保険制度が創設された狙い

「介護」「保険」と言う名前が入っている介護保険制度ですが、社会保険方式で賄える様な狙いが含まれている様なのです。それは介護サービスに関わる費用についてですが、国や都道府県、市町村から出されている公費を財源とするのではなくて、被保険者が支払っている介護保険料を財源として賄う様にする事で、被保険者が受ける介護サービスは介護保険料を支払っている事の見返りとして受けられるのだと言う利害関係が一致する事になるのです。この介護保険料を財源とする事を社会保険方式と言っているのです。

その他の狙いとしては介護保険制度が開始される前は、老人福祉と老人医療は分かれていた事も有り、利用者は一緒に受ける事が出来ない現状が有りました。しかし介護保険制度が実施された後は、そう言った制度が再編成されるようになり介護保険制度を受ける利用者本人が自由に好きな事業者からサービスを受ける事が可能となりました。これによって適切なサービスが一体的に受けられる事になったのです。

こうした色んな狙いを見てみても、介護保険制度が導入された狙いには高齢者介護をきちんと整備する事、社会保障を全般的に改革する事、高齢者の為、ご家族の為に制度が決められるべきで有る事と言う願いが込められている様に思います。最初は色んな問題が有った介護保険制度ですが、今では介護保険制度は国民に定着してきていて、今後も運営・維持に関して見直されていくのではないかと予想されると思うのです。


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