2010年9月1日水曜日

要介護度認定の意見書について

介護保険制度には要介護度の認定がされなければ利用する事は出来ない様になっていますが、この要介護度認定をする為には調査員による訪問調査を受けなければなりません。その調査時の資料と、かかりつけ医によって書かれた意見書が認定を判断させる為の資料となります。この意見書に書かなければならない記載項目はたくさん有り、内容自体も複雑になっています。また、記載する欄が小さく書きにくいと言う点、要介護認定に必要ではない項目も、書くこと自体がはばかられる項目も有るようで少し問題視されています。この意見書、記述式で有る為にこの様にボリュームが有る事は医師の負担になりますし、最悪記述自体も短く疎かになってしまう可能性も有ります。医師が書く意見書で有るならば、もう少し簡潔に書く様にしたり、チェック方式にしたりする等、工夫が必要ではないかと感じるのです。

こうして苦労して書かれた意見書は要介護認定の二次審査で使われるのですが、介護においての注意事項や管理に対する記述もたくさんある為に、審査時に使われる項目自体は少なく、負担だけが強いられる事になりますので、見直して、誰もが分かりやすい様な、判断に必要な項目だけに絞る等の見直しが必要ではないかと思うのです。また、こうした意見書が通常の診断書と同じ扱いになっているのが、介護保険の診断書として扱われているのかも気になる所ではないでしょうか。こうして介護保険制度が成り立っている現状なのです。


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