2010年9月1日水曜日

介護従事者の問題点

介護保険制度がスタートしてから有る程度の年月が経ちました。介護サービスを利用する人も増加してきましたし、サービスを提供する介護事業者も増えてきました。利用する人、提供する人が増えてくるとどうしても財源が問題になるのではないかと思いますよね。財源が無いとサービスの質が低下してきたり、不正業者が出てきたりする等、今までに無かった問題が勃発してくる様になります。介護保険制度の問題は今後増えてくると予想されますが、ここで挙げてみたいのは介護従事者達の質について挙げてみたいと思います。

介護をする人はそれなりの資格を持っている事が義務付けられています。現在介護を行っている人が持っている資格は「介護福祉士」「介護職員基礎研修」「ホームヘルパー1、2級」の4つになっています。しかし今後の展望としてホームヘルパー1級は介護職員基礎研修への吸収と共に廃止される見通しとなっており、今後介護従事者の体制が変わる事が予想されています。また2009年の4月よりホームヘルパー3級の介護報酬自体も廃止となる事を受けて、この資格自体も無くなってしまいました。もちろん直ぐにと言う訳では有りませんでした。2000年の介護保険制度のスタートから廃止までに9年と言う長い年月がかかっていますので、徐々に検討されてきたと言う事が伺えます。しかしこの背景には介護業界の人手不足が挙げられているのです。このホームヘルパー3級の廃止に伴って介護職員基礎研修と言う資格が新たに導入されたのです。

こうして、介護従事者の質を向上していこうと努力する一方で人材不足によるサービス提供不足が懸念されている様な問題が有ります。


0 件のコメント:

コメントを投稿